迷える子羊@Carleton College

アメリカのカールトンカレッジに通う人の徒然草。

ルームメイトとの会話「アメリカは貧しい人が嫌い?」

ふぅ。2019年。

冬学期始まって1週間目が終わりました。

なんと、見事に秋休みのまとめを終えず突入してしまった。

Final paper を Latin American Litのクラスで書いたのですが、冬休み明けてもフィードバックも何もなかったので、Profにメールしてみたところ、月曜日にオフィスに置いておくよ!って返事をくれました。

そこにProfがいればお話もするし、いなければまた別の機会に、とも書いてくれたので

ぜひとも1か月前の秋学期の記憶をフラッシュバックさせようと思います。このブログと共に。

 

その前にその前に。

平日は図書館やらstudent activityやらで部屋にいないことが多くてルームメイトのKaty(仮)と会うことも少ないのですが
金曜日の夜はお疲れだったので部屋でのんびりしていました。

 

ルームメイトは明日の陸上チームの試合っぽいもののための準備をしていました。


"Oh, this inhaler is empty."

なんとですね、She is asthmatic! 

短距離走を走るんですが、asthma=喘息持ちなのでinhaler=吸入器がKatyには必須です。

(喘息なのに全速力で走るなんてすごいですよね。駄洒落です。)

 

 

1つ空だったのでもう1個どこだろう、と

まあ無事そのもう1個は見つかったんですが、

 


"Is it purchasable? "

(She is from Chicago, Ilinoi and brought the asthma puffer from her home. So I was wondering whether she can buy anywhere.)と聞いたところ、

 

"No, it's expensive."

と今振り返ってみてミスコミュニケーション(場所focusと値段focusの違い)だったんか、と気づきましたが

 

ここからなんとですね、アメリカは貧しい人が嫌いだとか、保険制度の話とか、アメリカは軍事にお金を使うだとか、high school offers SO-CALLED World Historyだとか、かなり広い話題に会話が膨らんでいったのです。

 

 

 

アメリカは貧しい人が嫌い?」

 

私の頭に小さなはてなが。

 

 

 

まず喘息の吸入薬について。よく仕組みは知らないですが、とても高いと。

だからそれを買えることは恵まれている、貧しい人は買えない。

アメリカの保険制度は詳しく知らないですがオバマケアができてついに保険が!みたいなのは高校で習いました。なので

"What do you think of the system?"

とまあざっくりクエスチョンを投げました。

勉強真面目にやってきた頭いい子です感が全くないのに、しっかり自分の意見を持っていて、彼女はわかりやすく私に伝えてくれるんです…!!!(正確さは別として、I really apreciate her opinion as one of Americans' opinions.)

 

"Although there are problems, it's better than before."

 

で、その問題について無知な私はその実際を聞いて、


"Americans hate the poor."

 

と彼女が言ったこと(Of course this is not popular but her own opinion.) の理由に納得しました。

 

 

Katyによれば、

例えば問題の一つには、すでに病気を持っている人だとか、妊娠しているだとか、そういう場合は保険適用されないという、条件付きであること。

また、オバマケアに反対する人がいて、その人達としては、税金を貧しい人のために使ってほしくない、と。(どうして貧しくて問題を起こすような人達にお金を使うんだ!と何かの理由があるのかわかりませんが、貧しい人を毛嫌いしている感じでしょうか。)

  

そして反対する人達は軍事に税金を使え!という立場。

アメリカは、軍事にお金を費やし、保護すべき人に必要なお金をつぎ込んでいないのが現状なのですが

Katy曰くthis system makes the situation where only entering the military for the poor is an option.
軍隊をどうリクルートしているかはわかりませんが、貧しい学校からリクルートすることもあるんだとか?
言われてみれば、誰も軍隊に行きたがらないから誰かしら雇わなければいけない、そのときに都合よく雇えるのが、お金がなくて教育をまともに受けられなくて”いい職”につけない人々。

(This is her own analysis. She might read these ideas in a certain article.)

 

 

オバマケアに反対する人達がいる(どれくらいかはわからないですが)

というか反対する人達の希望する税金の使い道から、

"Americans hate the poor."

Katyがconcludeすることに合点しました。

 

 

そこからまあ私の国では、、、と話をするわけですが

 

時々聞き返して内容を確認したり、彼女がうなずいてくれたりと、会話が成立していることと

 

些細な日常の会話から多くのことを学べることは

 

1st weekで疲れていた私を一気にrechargeしてくれました。

 

 

そんな金曜日の夜でした。

 

 

 


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